2000.12
会計処理の自計化
−常に現状に疑問を持とう−
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| ●こっちだってプロですからね |
このホームページをご覧になった方の中には、顧問税理士及び会計事務事務所に領収証や伝票を渡して記帳代行業者として利用している方も多いのではないでしょうか。もちろん、それがいけないといっているのではありません。ただ、一見便利なようですが、実際は顧問料の無駄遣いであるような気がしますけどね・・・。
当事務所では、会計処理は自社で行うという自計化というスタイルを基本としています。もちろん、当方で入力をしている顧問先様もございますが、基本的にはいずれは自計化するためのテイクオフの段階と常に認識しています。
自計化をすることによって、もし税理士を顧問にした理由が試算表の作成及び法定の申告業務のためであれば、巡回監査の回数を減らすことによって顧問料の総額を減らすこともできるかもしれませんし、意思決定支援のためであれば、同じ顧問料でよりスキルの高い依頼も可能となるでしょう。
ホントのこと言っちゃうと、入力を依頼された方が楽なんですよね。だって、一応「試算表」という成果物がありますからね。意思決定支援だと成果物がないので常に新しい提案を考えていないといけないので結構大変なのです。それができないとただのお茶のみ友達ですからね。まあ、私の場合そう思われてる先も多いかもしれませんが(^^)
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| ●高い会計事務所専用ソフトは不要 |
今は、低価格の市販会計ソフトが非常によくできています。初期設定を工夫し、慣れてしまえば「ビデオで留守録のできる」ぐらいの人なら十分自社で経理処理を行うことは可能です。
以前は、市販の会計ソフトの機能が十分でなく、高価な会計専用機を導入する会計事務所に依頼していたと思われますが、現在では会計ソフトのみならず販売・仕入管理ソフト、給与計算ソフトを利用して中堅企業の基幹業務でも市販ソフトで十分対応ができます。
いずれにしても、導入の際には顧問税理士のご相談なさったほうがよいでしょう。その事務所で導入しているソフトであれば、初期設定も慣れているので効率のよい会計処理が行えるよう設定してくれるでしょうし、(これによって、後々の入力効率が大きく異なります)入力に困ったときのサポートも行ってくれるでしょう。
なお、当事務所では機能とコストパフォーマンスのバランスのとれた会計ソフト、弥生会計をお奨めしており、当事務所自身もIntuit 公認インストラクター(財務会計)の認定を受けております。
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| ●うちは特殊だから・・・ |
自計化を推進しようとする際、必ずと言っていい程言われることは「うちは特殊だから、導入は難しい」という言葉です。ホントにそうでしょうかね。確かに特殊な部分はあるでしょう。しかし、本当に特殊な部分は10%位で、残りの90%位の業務はどこも同じだと私は考えております。だいたい、特殊ではない業界なんてそもそもありませんよ。(^^)
ですから、当事務所では資金的に余裕のないお客様の場合、特殊であるといわれる建設業や公益法人等についてででも、通常の会計ソフトを基本に足りない部分についてはExcelの自作プログラムで処理をしています。また、業種専門の会計ソフトがあればそちらを使えばさらに導入はしやすいでしょう。
さらに、資金に余裕があれば全体のシステム設計を外部の専門家に依頼することにより、基幹業務ソフトと周辺業務ソフトのリンクを図り、再入力の手間を省いたり、御社が希望とする独自帳票の出力等も可能になりますが、そこで利用される一つ一つの業務処理ソフトは、何も高額な会計事務所用ソフトである必要は全くないのです。当事務所のお客様の中でもこの方法で市販ソフトを有効活用しリーズナブルに効率的な業務処理システムを構築なされたお客様もいらっしゃいます。
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| ●それが本当にベストですか |
市販の会計ソフトというものは数万社以上の導入企業のニーズをフィードバックして作られており、大多数の会社で効率的と思われる会計処理を行えるように設計がなされています。これに乗らないと言うのは、はっきり言って「その会社の会計処理方法が効率的ではないと言うことです。」
私の見た中にも、一つの会計処理上明らかに二度手間となっている帳票が記録されており、そのために人がわざわざ配置されている例もあります。それじゃ特殊なわけですよ(^^)
このような問題は何も会計処理に限ったことではありません。人や組織というものは、合理的でないものでも慣行化したものを正当化してしまう傾向が強いといえます。
ですから、経営戦略をはじめそれに基づいた製造工程・販売方法・業務処理等についても習慣化された業務を常に正しいものと捉えずに、「本当にこれでよいのか」と常に現状に疑問を持ちつづけることが企業の成長には必要なことではないでしょうか。
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