| ●多くの企業が失敗! |
上海の加工所としての人件費の安さ、一大消費地のしての魅力に惹かれ多くの日系企業が進出してきましたが、多くの場合、苦境に立たされるか玉砕しています。
特に、元請け企業が上海に進出したため、やむを得ずつられて進出した日系企業でその失敗率は高くなるようです。
では、上海進出企業が抱える問題点はどんなことがあるでしょう。代表的な事柄についてご説明していくことにしましょう。
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| ●お金がないので支払わない |
中国進出企業の一番の悩み、それは資金回収です。要するに販売代金が回収できないのです。これは日系企業が販売数量を増やすため代理店方式を採用して販路拡大を図った際、この代理店が「売り先が支払ってくれないので、うちもお宅には支払えない」と平然と支払を引き延ばすということです。
さらに、困ったことに購買担当者の力量が「如何に支払を遅くしたか」で判断されるというのですから日本人としてはやってられないと誰でも思うでしょう。
実際の所、今回訪問したS社でも代理店方式で伸ばした売上高を、売り先を選別し現金取引に変更するため、一旦売上高を半分近くに減少させたということからも、如何に中国人から売掛金を回収するのが難しいかがわかると思います。
日本を代表するS社ですらこれだけ大変なのですから、一介の中小企業が回収に行ったって、結果は自ずと見えていることでしょう。どうも、国内企業より日系企業の支払は引き延ばす傾向すらあるようですから。
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| ●困った人たちの労務管理は非常に難しい |
以前にも書きましたが、上海人は他の中国人が首をかしげるほどプライドが高く、自己中心的で労務管理には不向きの人材です。「一丸となって会社をもり立てよう!」なんて言う日本的精神論は全く通じません。
「整理整頓が出来ているだの、協調性がある」だのという日本だったら当たり前のような項目(最近の日本人も怪しい気がしますが)まで人事考課の対象とし、全員の前に張り出しています。
S社では現在、6人の日本人が2,500人の上海人を管理しているそうです。「社内一自己主張が強く、困った社員2,500人を各社から集めてきてあなたが管理せよ」と言われたらどうでしょう。S社の事業部長の顔に刻まれた深いしわがその偉業の壮絶な大変さを物語っていました(^^)
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| ●ブラックバスとメダカの戦い |
この他にも日系企業の頭を悩ます問題として、当局の規制があります。頻繁に変更される上に、その運用が恣意的で地域間の格差が大きいことから、一つの政策変更で全部取り上げられることだって十分にあり得ます。
実際、ガイドの話によれば、日本円で20万円ぐらいでやっと購入した衛星放送のテレビを、法輪功が番組を使って信者獲得をしていたことがわかった瞬間、町中で全部没収されたそうです。(^^)
その他にも前述のコピー問題もあります。現金での販売が可能なくらい高付加価値の製品をそれこそ日本と同時に発売したとしても、あっというまにコピー商品があふれかえったのでは、開発費の回収も非常に困難でしょう。これは、こ何も大手企業の商品だけでなく、「うちなんかの商品までコピーするの?」と聞きたくなるような日本の中堅・中小企業の製品までコピーされるそうです。
要するに、私の結論は「日本の中小企業は上海進出しても食われるだけ」。それこそ、ブラックバスの池にメダカが入っていくようなモノです。上海人は、心優しき日本人が太刀打ちできるような人種じゃありません。大阪のキッツイおばちゃんぐらいでしょう。何とかやっていけるのは(^^)
次回は、それでも上海に進出する方へのために何が必要かについてお話ししましょう。 |
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