| ●何とか上海で一旗揚げたい! |
みなさま、新年明けましておめでとうございます。いよいよ、今回で上海探訪記もおしまいです。ここまで読まれた方も書いている本人も日本の先行きを思うとガッカリですね。(^^)
ですが、新年ですのでちょっと前向きに、それでも上海進出する人はどうしたら良いかをおはなししましょう。まあ、そんなのわかったら苦労しないんですけどね。(^^)
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| ●まずは入念な調査を |
まず上海に進出するには、前述のような問題点とそれに対する対応策を入念に調査する必要があります。どの程度入念かというと、2・3度観光に毛の生えたような視察を行っただけや日本でちょこっと本を読むレベルではお話にならないでしょう。
今回視察させて頂いた、上海のIT企業の代表者は日本のNTTに10年勤務なさった上海人の方です。上海人であるこの方が、「上海は不思議な街です。10年間留守にしていたので、上海のことをもっともっと勉強しなければならない」とおっしゃっていたのですから、どの程度の調査が必要かは想像がつくと思います。
日系企業の進出をサポートしてくれる法律事務所・会計事務所も存在します。担当者が日本人であったり、日本語が堪能な上海人であったりです、このような方から情報を収集することも有意義なことでしょう。あっ、でも全面的に信じちゃ駄目ですよ。最後はきちんと自分の判断で(^^)
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| ●軸足を完全に移すつもりで、太いパイプ作りを |
今回視察させて頂いた、日系企業の上海進出をサポートする会計事務所は、まだ浦東地区が畑一面だった12年前に上海に進出をなさっています。それも驚いたのは、この事務所自体、大阪でも指折りの会計事務所でありながら、代表者であられる先生が上海に拠点をお移しになっていたことです。余程上海で楽しいことでのあるんでしょうかね(^^)
「軸足を上海に完全に移す位のつもりで進出しなければ成功しない」と言うご意見を自ら実践なさっているわけですが、そのことからも片手間で進出したり、現地の人任せでうまくいくほど上海進出は甘くないと言うことでしょう。
また、中国は、コネクションの国です。これを抜きに成功をすることは非常に難しいでしょう。日本人から見ればしたたかな中国人ですが、古くからの友人は非常に大切にしてくれるそうです。今回の視察を企画なさって頂いた私のお客様も、20年以上前から中国人の留学生を受け入れていたところ、その方たちが北京に戻り今では高級官僚となられていることから、そのパイプを有効活用し、中国からの商品の輸入を円滑に行っております。
中国との取引には、やはり時間をかけた信頼できる人脈作りが不可欠と言うことです。付け焼き刃でやろうとしたって跳ね返されるだけのようです。
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| ●製造業者だけの問題ではない! |
「製造業者は大変だね。うちはサービス業だからいいや」とお思いの方。どうもその前提も怪しそうです。大連では日本企業のコールセンター業務を受ける会社の設立もされています。つまり「、フリーダイヤルをかけて通信販売の申し込みをしてみたらオペレーターは実は中国にいた」と言うことです。これは、現在考えられている製造業者だけでなく間接業務分野のホワイトカラーであっても中国と競争をしなければならないと言うことを意味します。
実際、ロンドンの金融市場のバックオフィス業務は、通信回線を利用し人件費の安いアイルランドで行われています。言い換えれば、このような方策をしていないのは母国語の習得し難さに守られた日本だけなのかもしれません。
別に、上海が仮に破綻したって、別に日本経済が復活する訳じゃありません。その頃には第二、第三の上海が中国中に誕生しているでしょう。また、何も中国国内だけではなく、東欧地区にも同じような生産拠点が多数出来ているはずです。
このような環境の中、日本に残ってビジネスを行うのであれば、中国への移転が意味のないニッチ市場で戦うか、オーダーメイドやきめ細やかなサービスを迅速に提供することが必要でしょう。あるいは、直接的・間接的に受注単価下落が予想されることから、そのような環境下でも経営が出来るようなローコストオペレーションで乗り切るしかないかもしれません。
皆様には、より一層きめ細やかなサービスをご提供させて頂きますので、今年もよろしくお願いします。(^^)
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