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2004.10
お金を払ってもアクセス数を上げたい

−アドワーズ/オーバチュア広告の効果測定−

●SEOが大流行だが・・・

せっかく作ったホームページもアクセス数が伸びないとなんだかガッカリしますよね。それどころか、通信販売のような商用サイトの場合、収益に直結するので「がっかり」どころの騒ぎではなく、どんな手段を使ってもアクセス数を増やしたいというのが本音ではないでしょうか。

そのためか、Google等の検索エンジンに出来るだけ上位に表示されるようHPを工夫するSEOというテクニックが浸透して来ています。これ自体は、無料で出来るためHPを管理する人は是非行うべきなのでしょうが、プロのコンサルタントでもない限り、その効果も劇的と言うほどではないでしょう。

そこで、今回はお金を支払ってでもアクセス数を増やすにはどうしたらよいのかということと、ド素人の私がそれを実行した場合の費用対効果はどうだったのかを、ご報告することにします。

●Yahoo!JAPANのビジネスエクスプレスの利用

このサイトのアクセス解析をしてみると、なんと75%以上はYahoo!JAPANの検索結果から、皆さんがこのサイトにたどり着いていることがわかります。

それだけ、Yahoo!JAPANの影響力は強いのですが、この検索エンジンでは、まずは、ディレクトリ登録されたものが表示され、その後それ以外のものでキーワードの一致したページが表示されることになっていることはご存じのことでしょう。そうなると、無料でもあるので、何とかしてこのディレクトリ登録をしたいのですが、実際にはそれは、「大型二輪免許取得並に困難」で、特に商用サイトではほとんど不可能と言われています。

そこで、ビジネスエクスプレスというサービスが登場しました。これは、無料だと2ヶ月ほどかかるディレクトリ登録の審査を、50,000円(健康食品通販サイトは150,000円)を支払えば数日で結果が出るというものです。たとえ審査料の支払をしてもディレクトリ登録を約束したものではないとのことですが、実際には拒絶される例はほとんどないと言うことなので、要するに「Yahoo!JAPANへのディレクトリ登録料は50,000円」であるということでしょう。

このビジネスエクスプレスによる集客増は、「通販サイトで概ね7ヶ月後には、下記のペイパークリック広告に並ぶ」という調査もあることから、1回しか支払をしないことを考えれば、決して高額なものではないのかもしれません。

このサイトを立ち上げた2000年当時は、税理士のサイトはホントに少なく、内容なんかこんなものでも楽勝でディレクトリ登録されたました。それが、わずか5年前ですからね。ネットの世界では、何でも早めにやっておくのが良いようです。

                              
●ペイパークリック広告を利用してみる

Yahoo!やGoogleの検索結果でスポンサーサイトなどとして1行広告が出ているのを見たことはありませんか?それが、ペイパークリック(PPC)広告と呼ばれる広告です。今までよく目にしてきたバナー広告と何が違うかというと、PPC広告の場合、広告主はそこからの訪問者数分だけの広告費を支払うということが、貼るだけで一定金額の支払いをするバナー広告との最大の違いといえるといえるでしょう。

そして、このPPC広告で最も普及しているのがGoogle系のアドワーズYahoo!系のオーバチュアということになります。なお、この広告にも資本主義がきっちり生かされており、出来るだけ高いクリック単価を提示したサイトの広告が上位に表示されるようになっています。

アドワーズ広告 オーバチュア広告
初期費用 500円 0円
月額固定費用 0円 0円
最低月額利用額 なし なし
クリック単価決定 入札 入札
最低クリック単価 7円 35円(9円)
広告文サポート なし 有料オプションあり
個人利用
                                                   (2004.9月現在)


●アドワーズ/オーバチュア広告の効果測定結果報告

理屈はわかったので、とりあえずアドワーズ広告とオーバチュア広告をやってみることにしました。1ヶ月間(H16.8.13−9.14)実施してみた結果は下記の通りです。

1,アドワーズ広告
  −コントロールしやすく、低予算・初心者向け−

広告対象 経理・総務代行サービス「プラスアルファ」
広告文 表題:完全従量課金の記帳代行(12文字)
コメント:入力1件19円より。低価格で高品質に
秘密有り!実践型税理士がサポート。
制約条件 クリック単価上限:10円(部分的に最大50円)
1日当たり上限金額:500円と設定。
アクセス元を東京・埼玉に限定
検索キーワード 記帳代行・経理代行・総務代行・給与計算アウトソーシング・税理士・税理士顧問等約30個(試験、合格、無料等排除キーワード12個)
訪問者数 65人/月
トータルコスト 1,255 円 
平均クリック単価 @19円/クリック
コメント ・キーワードごとの見積額が表示されるので、市場動向を把握出来る。
・WEB上で税理士を探している人は想像以上に少ないことが判明。
・上限の範囲内で、理想的なクリック単価を自動設定してくれる。
・除外キーワードの他、地域限定も出来るため、無駄なクリックを防止
・こちらの方が、すぐに始められ、キーワード変更の反映も早い。
・クレジットカードで後払い。

2,オーバチュア広告
  
−圧倒的な吸引力。費用も高いが効果も絶大−

広告対象 経理・総務代行サービス「プラスアルファ」
広告文 表題:入力1件19円からの記帳代行(15文字)
コメント:完全従量課金。低価格で高品質に
秘密有り。実践型税理士がサポート。
広告対象 吉澤税務会計事務所
広告文 表題:専任担当制の税理士事務所(12文字)
コメント:顧問先数を限定。税理士・診断士が直接サポート。
顧問料も明示
制約条件 1日当たりの予算上限設定可能に。ディポジットした資金が少なくなるとアラートのメールが来る。
検索キーワード 記帳代行・経理代行・総務代行・給与計算アウトソーシング・税理士顧問・税理士報酬等約20個
訪問者数 663人/月
トータルコスト 14,617 円 
平均クリック単価 @22円/クリック
コメント ・さすがYahoo!系列。こちらの方が単価も高いがレスポンスも良い
・キーワードごとの入札者の入札価格等が表示されるのでライバルの動向も把握出来る。「税理士」というキーワードの入札最上位が500円/1件となっていたのは、ビックリ。
・キーワードごとの見積額はもちろん、実際の検索数も表示されるので市場動向を把握できる。
地域限定が出来ず、結構無駄なクリックが散見された。
・Yahoo!JAPANは独自基準で楽天系のリンクを貼っておくと掲載不可。!
・始めるまでとキーワード修正等に数日が必要。
・クレジットカードでディポジット(最低10,000円)する。一月の支払上限金額を設定することも出来る。

「結論」

今回の調査でわかったことは、やはり、もともと想定される顧客数の少ないサイトが広告を打つ場合には、「バナー広告よりもPPC広告の方が遙かにコストパフォーマンスは高い」ということです。私のお客様でも月50,000円のサイト掲載広告をしても、そこからのアクセスが月10件なんて言う例もありましたし。それじゃ1クリック5,000円っていうことですからね。

このサイトの従来の訪問者数は概ね一日200から300件でした。ですが、検索キーワードを見ると、そのうちの99%は調べものをしていたプロフェッショナルの方達でしょう。(苦笑) 裏を返せば、潜在的な顧客層のアクセスはわずか一日で2,3件しかなかったということです。そう考えると、このPPC広告経由での訪問者は少なくとも税理士業務を必要としている方がアクセスしていると思われるので、この広告による顧客誘因効果は、非常に大きかったといえるでしょう。

「ホームページを持てば無料で広告が打てるようなもの!」なんて昔は言ってましたが、HPがあるのが当然になった今となっては、やっぱり顧客誘因にはある程度の広告費は必要なようですね。

そもそもこのサイトは、顧問先様等が、新規に顧問契約をご希望する方々に当事務所の経営方針や報酬額等を事前にご紹介頂くために作成したものなので一般の方のアクセス数はそれほど関係ないのですが、「HPをもてば24時間営業マンが活動しているのと同じ」などといって、何も知らない税理士にHPを作らせるのはどうかと思いますよ。

他人任せで高額なHPを作っても、まずコストは回収出来ないのではないでしょうか。コストパフォーマンスならそれこそタウンページの方が高いかもしれません。ですから、どんなに他人任せでHPを運営している方でも最低限アクセス解析をしてみてくださいね。業者の言いなりでFLASHをバンバンに駆使して作ったHPを「自分以外」誰も見ていないことがよくわかるはずです。

でも、よく考えたら「顧問先様や金融機関等からご紹介のあった方との契約を優先している」事務所が広告で訪問者を増やすって言うのも何とも矛盾しているような。まあ、あくまでもお客様への調査データの提供のためですので・・・

このページを書くために、また無駄なお金使っちゃいましたね。どうせ同業者の方しか見てないんでしょうしね。それとなぜか「お気に入り」に登録しているマニアな人ね(^^)
                        

                         参考書籍:SEOを超えたホームページ集客術:細木康裕



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