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2006.6
ビジネスでのブログの意外なメリット

−本当にブログはビジネスで使えるのか?−

●そもそもブログとホームページは何が違うの?


「ブログなんて個人の趣味にしか使えないんじゃないの?」

新聞等では、ブログのことを「簡易型日記風ホームページ」などと説明されます。そのためブログのことを「個人の日記専用のシステム」とお思いの方も多いかも知れません。

では、そもそもホームページとブログは何が違うのでしょうか?

結論から言うと、「基本的な部分をフォーマット化されたホームページ」。これをブログと言っているのです。もう少しわかりやすく言えば、「ブログとは、真っ白な通常のホームページに、これは使ったら便利だろうという機能を最初から付け加えておいたシステム」のことです。

例えば、レイアウトがすべてのシートで統一感を持って作成されるのは、スタイルシートという機能です。コメントは掲示板機能をはじめから組み込んでくれていたと言うことでしょう。

そのため、ビギナーでもそれらの機能を面倒な設定もなく使えるわけですからいろいろと便利な部分もあるはずです。個人の日記だけで使うのはもったいないでしょう。

そこで今回は、
「本当にブログがビジネスで使えるのか?」という点について考えてみることにします。


●ブログの方が更新が圧倒的に楽!


「ホームページではなく、なぜわざわざブログを使うのか?」

まずは、ホームページでも出来るけど、ブログの方が優れている機能について考えてみることにしましょう。

「業者に多額の報酬を支払ってホームページは作ってみたけど、あとはそのまま」と言う方はいらっしゃいませんでしょうか?

なぜ更新をしないのでしょうか?おそらくいちいち更新の指示を業者にするのが面倒だからでしょう。

そんな方には、特にブログはオススメです。

ブログは、誰でも簡単に更新が出来るよう基本的な部分ははじめから作られています。ですから、ホームページ全体は従来通り作成し、
更新をタイムリーに行いたいページだけでもブログに置き換えることで、今までよりも遙かに更新が楽になるはずです。

また、頻繁に更新をするコラムやセミナーの案内等で既に記載する内容が決まっている場合、時間的に余裕のあるうちに作成して保存しておきたいですよね。

ブログの場合、CMSと言う機能により「公開」と「下書き」を切り替えることが出来ます。そのため、時間的に余裕のあるうちにコンテンツを「書き溜め」しておき、あとは、時期を見てドンドン記事のアップだけをしておくことも可能になるのです。

この点は、言葉で説明してもなかなかご理解頂けないでしょう。ですが実際に行って頂ければ最初に「ブログの良さ」を体感出来る部分なのです。



●ブログの本当の目的はコミュニケーションの円滑化

「ホームページにないブログ独自の機能はないのか?」

あります。それが、トラックバックという機能です。念のために説明するとこれは、同じようなテーマで書かれた他人のブログにリンクを「こちらの都合」で貼ることが出来る機能です。これは画期的な機能と言って良いでしょう。

通常のホームページであれば、相手方にリンクをしてもらうことをお願いして許可を得ることではじめてリンクが出来ます。それを考えるとブログの方が圧倒的な早さで情報やそれらを記載した人々のネットワーク化が進むことがご理解頂けることでしょう。

また、ブログを読んでもらった潜在顧客とコメント機能を通じてコミュニケーションをすることが可能になったとします。その上で後日面会の機会を得るまでに発展したときにも、初対面とは思えないほどフレンドリーな商談を行うことが出来るはずです。

さらに、通常のホームページではあまり書かない「仕事の舞台裏」をブログに記載することで、潜在顧客の心理的な障壁を引き下げ、顧客誘引をしやすくすることも可能になるのです。 

多くの企業が、ブログを活用するのは、まさに、この「コミュニケーションの円滑化」のためと言って良いでしょう。


●こんなブログは作ってはいけない!

「ブログは最高!すぐにでも始めてみよう。」しかし、ブログをビジネスで活用する上で怖い点もあるのです。

ダイレクトレスポンスマーケティングの世界では、「顔写真を載せる」「〜のファン」などパーソナルな情報を加えるだけで、DMのレスポンス率が大幅に上がることは既に明らかになっています。これは、その商品を作っている人やサービスを提供する人の「顔」が見えることで安心感が広がるからと言われています。

実は、政治家が選挙の際に、「一男一女の父」などとパーソナルなデータを記載するのも、「遠い存在だと思っていた人が、自分たちと同じ存在なのだ」と思わせることで同様の効果を狙ったものなのです。

しかし、「昨日何処へ飲みに行った」と言う行動パターンのわかるような話や「家族の情報」などをジャブジャブと書き連ねることは、それらの効果の裏でリスクもあることを忘れてはいけません。ブログは善意の人だけが見ているわけではないのです。

以前、私が書いた「連帯保証と相続」と言うコラムのアクセス数が短期間で異常に増加したことがありました。それこそ、1月分のアスセス数をわずか1時間で大きく上回る程のものです。

ビックリしてリンク元をたどっていくと、そこはあの「某巨大掲示板」でした。どうも、相続でもめる「若貴問題」の掲示板の中で、うちのコラムのリンクが貼られたようです。

このこと自体は、特に問題はありません。しかし、あの「洪水のようなアクセスが悪意のもとで向かってきたら」と思うとゾッしたものです。

要するに、ブログに書き込みを一旦すると、誰かわからない人に自分の意図しない形で見られている場合もあると言うことなのです。

また、もちろんブログだけの問題ではないですが、他人を誹謗中傷するようなことは決してしないことが大切です。感情を害した人からの誹謗中傷コメントを受ける可能性もあります。相手は匿名、こちらは署名入りで意見をしているのです。圧倒的に不利な消耗戦になるはずです。

また、ストレスの発散のつもりで、顧客の悪口や仕事の愚痴などを書き込んでいたら、それを見た潜在顧客と良好な信頼関係など築けるはずはありません。ですから、ストレス解消目的ならば、別に作った匿名の個人日記ブログに書き込むべきです。

そもそも、「別に昨日どこに飲みに行ったなんて書かれてもねえ。別に有名人でないあなたの日常なんて誰も興味なんてないと思いますよ。別にそれで売上が上がるとはとても思えないけどなあ。」

「はい、これが悪い例です。」ブログだからと言って調子に乗ってこういうことを書く位ならはじめからビジネスに利用しない方がよいでしょう。気分を害した方、本当に申し訳ございません。

ブログは大いに可能性を秘めた情報発信ツールです。食わず嫌いにならず、まずは従来のホームページに付け加えるなどして積極的にビジネスに活用してみては如何でしょうか。

その小さな一歩から、あこがれの著名人とコンタクト出来るなど、とんでもなく素敵な未来が開けるかも知れないのですから。



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